ヨーグルトにはダイエット効果がない!?

ヨーグルトにダイエット効果があると言われる理由は、ヨーグルトに含まれている乳酸菌やビフィズス菌の持つ便秘解消効果、カルシウムが持つ脂肪燃焼効果です。しかし、ヨーグルトには本当に便秘解消効果や脂肪燃焼効果があるのでしょうか?

ヨーグルトの便秘解消効果に関しては、思っているほどの効果はないと思われます。なぜなら、ヨーグルトに便秘解消効果があるとされる理由はヨーグルトの整腸作用によるものですが、ヨーグルトの整腸作用はそれほど大きくありません。

ヨーグルトに整腸作用があるとされている理由は、ヨーグルトに含まれているビフィズス菌を始めとする乳酸菌を摂取できることです。乳酸菌やビフィズス菌が生きたまま腸へ届けば整腸作用をもたらすと考えられますが、ヨーグルトを食べても胃で胃酸と混ざった時にほぼ全ての乳酸菌とビフィズス菌は死滅してしまいます。

次にカルシウムの脂肪燃焼効果についての解説です。カルシウムの脂肪燃焼効果に関する科学データとしては、次のようなものがあります。

「過体重または肥満の人による6ヶ月以上のカルシウム摂取は、わずかな体重および体脂肪の減少と関連が認められたが、より質の高い試験が必要であるという報告がある」

「過体重または肥満の成人154名 (試験群75名、平均39±13歳、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、カルシウム350 mgとビタミンD 100 IU含有のオレンジジュース240 mL×3回/日を16週間摂取させたところ、体重やBMI、腹囲に影響は認められなかったが内臓脂肪面積の減少が認められたという報告がある」

カルシウムにはわずかながら脂肪を減少させる効果があるかもしれないが、現段階ではデータが不足しているので、カルシウムに脂肪を減少させる効果があるとは断定できない、といったところでしょうか。

ヨーグルトのダイエット効果を総合的に考えると、ヨーグルトにわずかながらダイエット効果があったとしても、ヨーグルトが高カロリー食品なのでそのダイエット効果は打ち消される、と言った感じだと思われます。

なお、塩ヨーグルトとはヨーグルトに塩を加えて食べるダイエット方法のことですが、これは単にナトリウムの過剰摂取によるむくみを誘発するだけです。

痩せようと思って無理して塩ヨーグルトを食べることが、かえって全く関係のないむくみを誘発して本来悩む必要のなかった悩みを持つことになるかもしれません。