食事制限では下腹の脂肪を減らせない?

下腹の脂肪は食事制限で減らすことができるのでしょうか。食事制限を成功させることができれば、体重計の数値はゆっくりと減っていくと思います。だけど、気になる下腹の脂肪がなかなか減ってくれない…。このような悩みは多いと思います。

着やせするタイプの人に多いのですが、服の上から見ても全然太っているようには見えないのに、実は下腹には浮き輪のような脂肪が付いていた…。このような隠れ肥満の体型は食事制限だけで痩せた場合に多いです。

なかなか成果が出にくい運動よりも、食事制限の方が体重減という目に見える成果が現れやすいです。しかし、食事制限だけでダイエットをした場合、いくつか問題点があります。

その問題点の1つが、内臓脂肪をなかなか減らせないことです。体の構造上、皮下脂肪は食事制限だけのダイエットでも落とせますが、内臓脂肪は運動を取り入れてダイエットしないとなかなか落ちないのです。

次の問題点はむくみがちの体質になってしまうことです。むくみの原因は塩分の取りすぎで体の細胞内のナトリウムが増えすぎることですが、運動で汗をかくことでナトリウムを排出できればむくみは解消されてきます。

痩せてはいるけど、顔とか下半身とかどことなくむくんでいる感じ…。これも食事制限だけでダイエットをした場合の特徴です。

もちろん食事制限抜きではダイエットは成り立ちません。運動による消費カロリーは少ないので、食事制限で摂取カロリーを減らしていかなければ痩せることが難しいからです。

要はバランスです。運動を適度に取り入れた食事制限によるダイエットが下腹の脂肪の解消にも効果的だし、むくみも少ない明らかに痩せたと言えるようなキレイな体で痩せることができます。

下腹の脂肪を効果的に落とすことができる運動は有酸素運動です。逆に筋トレや腹筋をしても下腹の脂肪は落ちてくれません。

筋トレや腹筋をしても下腹の脂肪が落ちない理由は、これらの運動は消費カロリーが少ないからです。

例えば腹筋を頑張ってやろうとしても、せいぜい1日に50回程度が精いっぱいではないでしょうか。もっと頑張っても100回やればよくやった方です。

腹筋50回の消費カロリーはせいぜい10~20kcalくらいのものです。100回やったとしてもその2倍です。これは体脂肪に換算して1.38g(10kcal)~最大で5.55g(40kcal)を減らせる消費カロリーに該当します。

ウォーキング1時間の消費カロリーが132.8kcal(体重55キロの人が通勤時のペースで行った場合)、ジョギング30分の消費カロリーが173.2kcal(体重55キロの人が行った場合)であることを考えれば有酸素運動の方がはるかにダイエット効果が高いことに気が付くことでしょう。