炭水化物ダイエットは筋肉を減らす

実は炭水化物ダイエットが筋肉を減らす結果となることをご存じでしょうか。痩せると信じて炭水化物ダイエットを頑張れば頑張るほど筋肉を減らすことになり、炭水化物ダイエットを長期間行えば行うほど基礎代謝がますます低下していくのです。

炭水化物ダイエットとは、炭水化物の摂取量を極端に減らすダイエット方法です。たんぱく質の摂取量が不足すれば筋肉を減らすことはあなたもご存じだと思いますが、実は炭水化物が不足しても筋肉が減ってしまいます。

例えば脳のように、体には炭水化物(グルコース)しかエネルギー源として使えない部分があります。たんぱく質の摂取量が必要量をかなり上回っていたとしても、炭水化物が不足すれば筋肉を分解してグルコースを取り出し、必要な部分に供給します。

炭水化物の摂取量が十分で血糖値が安定している場合、体内ではたんぱく質を合成して筋肉が作られやすい状態になります。逆に炭水化物の摂取量が不足して低血糖状態が続いた場合、体内ではたんぱく質を分解して筋肉が減っていく状態になります。

言い換えれば、筋トレをしてたんぱく質を多量に摂取しても、炭水化物の摂取量が極端に少なければ筋肉が分解されていくだけです。炭水化物も十分に摂取した場合、筋肉が作られるようになります。

基礎代謝の維持は痩せやすい体に必須の条件ですが、炭水化物ダイエットを行うことで筋肉が減り、基礎代謝が低下して太りやすい体になっていくというわけです。

余談ですが、アトキンスダイエット(アトキンス氏が提唱したいわゆる炭水化物ダイエット)を考案したアトキンス氏もリバウンドをした一人です。

彼は体重が116キロ(89キロ?)になるまで太り、さらに心臓病にもなっていたようです。このことから考えても炭水化物ダイエットが完成度の低いダイエット方法であることは間違いありません。

基本的に体に炭水化物が不足すると食欲が増進してしまうため、食欲が抑えきれなくなります。これが炭水化物ダイエットで失敗する大きな原因の1つだと思われます。

また、体に炭水化物が不足するとケトン体という成分が脳へのエネルギー源の代用として生成されますが、これが体に良くない影響を与えます。

具体的にはケトン臭という炭水化物ダイエットをしている人特有の臭いを生み出し、さらにダイエット中はエネルギー代謝を下げる副作用も生み出します。

腸内善玉菌を増やすことで腸内細菌が生み出す短鎖脂肪酸という成分がエネルギー代謝を上げる働きを持つのとは対照的に、炭水化物ダイエットをしている時に生み出されるケトン体は逆に代謝を下げてしまうのです。

代謝が下がってもそれ以上に摂取カロリーを抑えると実際は痩せるわけですが・・・