褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞の解説

脂肪細胞には褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞の二種類があります。褐色脂肪細胞は体の脂肪を燃焼させる働きを持つ、一風変わった脂肪細胞のことです。白色脂肪細胞は摂取した余分なカロリーを体に蓄える働きを持つ、おなじみの脂肪細胞のことです。

褐色脂肪細胞は体温を調節する役割の一端を担う脂肪細胞です。褐色脂肪細胞は体の脂肪を燃焼させることで熱エネルギーを生産し、体温の調整に役立っています。

少し食べただけで太る人と食べても太りにくい人との違いの1つに、褐色脂肪細胞が体でどれだけ働いているかが関係しています。褐色脂肪細胞が活発に働いている人ほど、食べも太りにくいと言われています。

褐色脂肪細胞は体温を調節する役割を持つ脂肪細胞なので、寒い環境で体温を上げる必要がある場合に活性化されます。要するに寒いところで薄着をするほど褐色脂肪細胞が活性化され、カロリーをどんどん消費する体質に近づくというわけです。

白色脂肪細胞はあなたもよく知っている体の脂肪のことを指します。食べ過ぎたカロリーを消費しきれない時に、体に脂肪としてエネルギーを蓄える役割を持つ脂肪細胞です。

食べ過ぎて太る時にはまず白色脂肪細胞が肥大して脂肪を蓄え、肥大するだけでは脂肪を蓄えきれなくなった時には細胞分裂を起こして数を増やします。普通体型の人の脂肪細胞の大きさは70~90μmです。太ると脂肪細胞の大きさは130μmまで肥大します。

脂肪細胞は130μmより大きく肥大できないので、さらに太ると脂肪細胞が分裂してその数を増やします。

脂肪細胞の数は幼少の頃に太れば増加して、以後は増えることがないと言いますが、成人後も130μm以上の大きさまで肥大すれば分裂して数も増加します。

要するに幼少の頃に痩せていたとしても成人後に太れば脂肪の数は増えるので、痩せ体質と幼少の頃の体格に関係はないということです。

褐色脂肪細胞は子供の頃の数が最大で大人に成長するにつれてその数を減らしていきますが、普段から薄着をして寒さになれることで成人後に褐色脂肪細胞の数を増やすことも可能です。

基礎代謝の上げ方には一般的に筋トレがその1つの方法だと言われています。しかし筋トレで筋肉を増やすことは、一般人が並大抵の努力で達成できるものではありません。

そのようなわけで筋肉を増やして基礎代謝を上げることはけっこう難しいのですが、褐色脂肪細胞を増やしながら筋肉も増やしていけば、それらの相乗効果で基礎代謝の上昇幅も増えることでしょう。