酵素をフルーツで補うとダイエットに効果がある?

フルーツで酵素を補うとダイエット効果があると言われたりしますが、実際に酵素を補ってみても体には目に見える変化がないことがほとんどだと思います。フルーツ酵素というものには本当にダイエットに効果があるのでしょうか?

フルーツで酵素を補った場合の効果として、一般的には代謝がアップする、免疫力が向上するなどと言われています。フルーツの酵素が基礎代謝のアップや健康維持に効果があるというわけです。

確かにフルーツにはビタミンC(ビタミンCの主な効果は抗酸化作用)などのビタミンが含まれているので、みかんなどのフルーツからビタミンCなど各種のビタミンを補えば免疫力が向上するのは確かなことです。

代謝アップに関してはどうでしょう。例えばフルーツからビタミンB1(炭水化物や糖質の代謝を助ける栄養素)、ビタミンB2(脂肪からのエネルギー産生、栄養素の代謝に関わる補酵素)、ナイアシン(エネルギーの産生、脂質の代謝、アミノ酸の代謝などを助ける栄養素)などを補えば、基礎代謝のアップに貢献することはあるでしょう。

しかしビタミン不足といった状況でもない限り、フルーツで摂取したビタミンが目に見えるほどの代謝アップ効果をもたらすこともないでしょう。

酵素の話をしているはずなのになぜビタミンの解説をするの…?、と疑問に思われたかもしれませんが、酵素という成分は食品から補っても何ら効果を発揮しないのであえて解説しませんでした。(「酵素に効果なし。酵素の矛盾点を解説」参照。)

フルーツで酵素を補うことはできませんが、もしビタミン不足の状況であればビタミンの効果により多少のダイエット効果はあるであろう、という結論です。

それから、酵素を補おうとしてフルーツでカロリーを余分に摂取してしまうことがあれば、むしろダイエットには逆効果になります。フルーツは適度に摂取すれば健康や美容によい影響を与えるのは確かですが、カロリーオーバーの元になりやすいです。

フルーツで酵素を補っても全くの無意味なので、フルーツを摂取する意義はビタミン摂取に限られます。だからフルーツの摂取はビタミン不足を補う必要性と摂取カロリーが増えてしまうことの悪影響を天秤にかけて判断する必要があります。

同じ酵素を補う目的の食品だとしても、酵素ドリンクの場合はフルーツ以上の健康効果があると言えます。なぜなら酵素ドリンクはヨーグルトなどと同じ発酵食品だからです。

酵素ドリンクには発酵食品が持つ整腸作用を期待できるというわけです。