酵素ドリンクは美容効果があるのか?

酵素ドリンクを飲むとなぜ美容効果があるのでしょうか。よく雑誌やインターネットの特集などで酵素を飲むと美容によいと書かれています。また、酵素ダイエットという言葉があるように、酵素ドリンクはダイエットにも効果があると言われています。

酵素ドリンクの美容効果は本当でしょうか。また、なぜ美容効果があるのでしょうか。酵素ドリンクの美容効果の根拠とは?

酵素ドリンクが含む酵素という成分と同様、人の体にも酵素が存在しています。人の体の酵素はとっても重要で不可欠な働きを持つものです。例えば人の体の酵素は食べたものの消化吸収や生命維持の各種機能を円滑に行うために必須の成分です。

そして雑誌やインターネットでは、酵素が体内の毒素を排出させる効果を持っていたり、血液の流れをよくして代謝を上げる効果を持つと書かれていたりします。

酵素ドリンクを飲んで代謝が上がればカロリーを多く消費するので、酵素ドリンクがダイエットに効果があると言われるのです。

美容に関しても酵素の力で生命維持の機能を円滑に行えるようにし、肌の細胞の活性化やターンオーバーのサイクルを早めたりすると言われています。

しかし、このような雑誌やインターネットの情報をうのみにしないでください。酵素ドリンクに含まれている酵素を人が摂取したとしても、人の体で使われることはありません。

なぜなら、酵素の効果を広めるきっかけになった酵素栄養学については最低でも4つの矛盾点が明らかになっているからです。(「酵素に効果なし。酵素の矛盾点を解説」参照。)

このように酵素ドリンクの「酵素」という部分に焦点を絞った場合には美容効果がないと言わざるを得ません。しかし、酵素ドリンクを別の観点から見ることで、美容効果を見出すことができます。

酵素ドリンクの製造方法は、原材料の野菜や薬草などを発酵させるというものです。元々の原材料としての野菜や薬草に健康効果があるのは間違いないのですが、これに加えて発酵食品としての健康効果も加わることになります。

酵素ドリンクを製造する時に原材料の野菜や薬草を発酵させることで、短鎖脂肪酸という酸性の物質が生まれます。これが酵素ドリンクの中に溶け込んでいるのです。

よく腸内環境を整えることで便秘が解消したり、健康維持に役立ったり、肌が綺麗になったりすると言われます。

例えばヨーグルトを飲むことによるこういった健康効果や美容効果は、ヨーグルトに含まれている短鎖脂肪酸が大腸内に到達することで生み出されます。

具体的な体のしくみとしては、まずそれを解説する前段階として、大腸内に悪玉菌が繁殖することで健康を害する成分が生み出されるという事実があります。これが健康維持を妨げたり肌を荒れさせたりするのです。

この大腸内の悪玉菌は酸性の環境に弱いため、酸性の物質である短鎖脂肪酸が大腸内に到達することで悪玉菌の数が減ります。

このようなしくみから短鎖脂肪酸を含むヨーグルトが健康や美容に好影響を与えるわけですが、同じ短鎖脂肪酸を含む酵素ドリンクにもこれと同様の健康効果や美容効果があります。