酵素ドリンクのダイエット効果は本当?

酵素ドリンクはなぜダイエットにいいと言われるのでしょうか。また、酵素ドリンクのダイエット効果は本当なのでしょうか?

酵素ドリンクは野菜や果物を発酵させることで製造され、酵素を多く含む飲料だとされています。酵素ドリンクのダイエット効果の根拠として説明されている内容は以下の通りです。


ダイエットに成功できない理由は代謝不足である。体内の酵素には限りがあり、過食で消化に酵素を浪費すると、代謝に必要な代謝酵素が足りなくなる。そこで、酵素ドリンクを飲むことで酵素を補えば代謝酵素を補うことができ、代謝が上がって痩せる。


これはエドワード・ハウエル博士が提唱した「酵素栄養学」を都合よくダイエットに結びつけたものですが、酵素ダイエットの根拠となるこの「酵素栄養学」は科学者や医師たちの間では研究に値する価値さえない、という程度のものです。

酵素栄養学については最低でも4つの矛盾点がありますが(「酵素に効果なし。酵素の矛盾点を解説」参照。)、酵素の健康効果やダイエット効果については明確に否定されています。

しかし、酵素ドリンクには酵素とは別の観点からの健康効果があります。その健康効果は、酵素ドリンクが発酵食品の一種であることからもたらされます。

酵素ドリンクの原料となる野菜と果物は牛乳とヨーグルトの関係で言えば牛乳に例えられ、原料を発酵させた酵素ドリンクはヨーグルトに例えられます。漬物など発酵食品の健康効果は幅広く知られています。

このように酵素ドリンクの健康効果やダイエット効果を「酵素」という成分から解説するから、少し矛盾が発生したりおかしくなったりするのです。

酵素ドリンクの健康効果は酵素ドリンクが発酵食品であることに由来します。世の中にいくつか存在する発酵食品はたいてい健康効果を持ちますが、酵素ドリンクはそのいくつかの発酵食品の中の1つだということです。

逆に酵素のみを詰め込んだ酵素サプリメントは効果がないといってもよいかもしれません。酵素ドリンクのように発酵食品ではありませんし、主成分の酵素にも効果がないからです。

しかし製法によって酵素サプリメントに乳酸菌が生産した成分が含まれていた場合、健康効果がゼロだとは言い切れません。

酵素ドリンクの主なダイエット効果は置き換えダイエットによるものです。普段の食事を低カロリーの酵素ドリンクに置き換えてカロリー制限を行うことにより、体重を落とすことが可能になります。

酵素ドリンクはうまく置き換えダイエットに活用すれば、間違いなくダイエット効果をもたらします。